理事長所信


【はじめに】
私が入会した2010年からこれまで一般社団法人美濃青年会議所で活動させていただく中で、OB諸兄の積み上げられてきた努力と経験と歴史、そして何よりこの美濃という地域における美濃青年会議所の信頼と存在の大きさを痛感して参りました。美濃青年会議所の第55代理事長を務めさせていただくにあたり、改めてその歴史の重さを両肩に感じるとともに、この歴史を未来へとつないでいく為の責任を強く感じております。 現在、美濃青年会議所の会員数は減少の一途をたどっております。これは、人口の減少や経済状況の変化だけでなく、地域と地元企業との関係性の希薄化も大きな原因のひとつだと思います。経済優先の考え方が主流となり、一見仕事とは関係のないように感じる地域活動に重点が置かれなくなってきたのではないでしょうか。しかし、これまでの青年会議所活動を通じ、自分たちがいかに地域に育まれているかを知れば知るほど、地域の元氣と地元企業の元氣はつながっていると感じるようになりました。 このようなタイミングだからこそ、今我々に求められることは時代に合わせた変化です。我々メンバー一人ひとりが変化し美濃青年会議所が変化することで、これまで以上に地域に元氣を発信していくことができます。我々の元氣な姿は、必ずや地域の希望の光となります。ぜひ、地域の明るい未来の為にも、我々自身が希望を持って行動しましょう。

【変革力】

最も強い者が生き残るのではなく、
最も賢い者が生き残るのでもない。
唯一生き残る事ができるのは、変化できる者である。
―チャールズ・ダーウィン―


今の時代、日本経済も閉塞感を増し、国際情勢も不安定な状態が続いております。同時に、我々青年会議所もメンバーの減少をはじめ非常に厳しい状況に置かれております。しかし、厳しい状況というのは変化をするうえで絶好のタイミングと考えることもできます。逆に、今変化をしなければ、厳しい時代の波に飲まれてしまいます。 まずは、メンバー一人ひとりが勇気を持って変化し、美濃青年会議所という組織を変化させ改革(変革)≠ウせる必要があります。そうすることで、美濃青年会議所は地域や同世代の仲間にも勇気を与える存在になると考えます。 【創造力】 創造力とは、生物の中で唯一人間だけが持ちうる才能のひとつです。これからの時代、AI(人工知能)やビックデータの台頭により、現在の人間の仕事の多くがそれらに取って代わられると言われております。しかし、AIやビックデータにも決して真似のできな い領域が未来を創り出す力、つまり創造力です。そして、人間が創造力を発揮する為に必要なことはわくわく感=Aつまり楽しむ力≠ナす。 我々が青年会議所や地域の未来を創造する為には、まずは我々自身がわくわくし楽しむことが必要となります。そして、創造力が発揮できてこそ、未来に向けた変革を生み出すことができます。自分たちの成長の為に、また自分たちの地域の為に、自分たちが本当に取り組みたいと思うことを今一度見つめ直し、わくわくするような未来を創造することが必要だと考えます。

【地域力】
地域の元氣には、地域の人と人とがどれだけお互いを知っているか、どれだけ広く深くつながり合っているかが重要です。我々青年会議所の活動は、そんな地域の結束力を高めるものであるべきだと考えます。地域には、我々青年会議所だけでなく様々な人や団体が活動しています。しかし、それぞれの人や団体が自分勝手に活動していては地域の元氣にはつながりません。それぞれが有機的につながり、協働し、相乗効果を発揮してはじめて地域の元氣につながると考えます。 また、地域の未来をより明るいものにする為には、地域の若者に自分たちの地域の未来に希望を持ってもらう必要があります。その為には、地域の魅力を知るだけでなく、人との出会いやつながりにより、この地域で希望と誇りを持って住み続けられる若者を一人でも多く増やす必要があると考えます。

【人財力】
会社も地域も青年会議所も人とのつながりが何よりの財産です。また、人と人との強いつながりは人生をより豊かにしてくれます。人とのつながりを築く為には、まずは自分自身の魅力、つまり人間力を高める必要があります。共有する時間の中で、切磋琢磨し互いを高めあった仲間は「人財」となり、人生においてかけがえのない財産となります。この青年会議所は、そんな人財を築くのに最適な場だと考えます。美濃だけでなく日本中、世界中に青年会議所が存在し、人財の拡がりは無限大です。自分の可能性を更に高め、より豊かな人生の糧とする為にも、美濃青年会議所の活動だけでなく積極的に対外活動へも参加し、豊かな人財を築く必要があると考えます。 また、日頃より青年会議所活動を支えていただいているOB諸兄をはじめとする地域の方々とのつながりもより強固なものにする必要があると考えます。そういったつながりの中で、我々が地域でより輝くことが、地域の同世代の青年にも勇気と刺激を与え、共に明るい豊かな社会を創造することにもつながると信じています。

【公動力】
「公(こう)」という言葉を聞いてどう感じるでしょうか。「公」とは個人の立場を離れ、国家や社会など全体に関わることを表します。「公」の反対は「私(わたくし)」です。「私」の都合で私利私欲の為に自分勝手な行動をしたら組織も地域も一体どうなってしまうでしょうか。私たち美濃青年会議所の活動は間違いなく「公」の為の行動です。明るい豊かな 社会を築く為に、滅私奉公の精神で活動に励み、青年会議所活動だけでなく、家庭でも会社でも地域でも、公私において自主的に「公」の為に行動することが必要だと考えます。

【結びに】
青年会議所活動は、個人、家庭、会社、地域社会、国家ひいては地球と、この現代社会を構成する大小すべての社会を総合的に捉えることのできる活動です。だからこそ、公私において様々な役目が重複し多忙な毎日を送ることになり、多忙になればなるほど、現状を変革していく必要に迫られます。ただ、変革をしながら多忙な毎日を乗り越える為にはエネルギーが必要であり、このエネルギーに溢れている時代こそが、青年会議所活動ができる青年の時代なのです。 しかし、この青年の時代に自分自身に負荷をかけながらでも成長することを学んだ人間とそうでない人間では、その後の人生において計り知れないほどの差が生まれます。どんなにお金があっても、どんなに権力があっても、過去に戻ることはできません。また、どんなに不満を言っても、どんなに求めても、人や環境は変わりません。他人と過去は変えられませんが、自分と未来だけは変えることができるのです。 今この時代、この場所、このメンバーで青年会議所活動ができる時間は限られております。この限られた時間の中で、後悔の無いよう自分を最大限に変革し成長させましょう。そして、今の厳しい時代だからこそ、我々美濃青年会議所メンバーが公私において率先して地域に元氣と希望を与えていきましょう。
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