=はじめに=
2007年度(社)美濃青年会議所第44代理事長を務めさせていただくにあたり、責任
の重大さを感じると共に大変身の引き締まる思いです。そして創立より43年間続いた
『英知と情熱』の結晶(社)美濃青年会議所を2007年度もその名に恥じぬよう精一杯
運営して行く所存です。また、入会より多くの先輩方にお世話になり勉強させていただ
いた恩を1年間かけて(社)美濃青年会議所に返していくつもりです。
近年我々の周りの環境はめまぐるしく変化を遂げ、その変化についていくのが大変で
すが、メンバー全員一丸となり1年間精一杯努めたいと思います。
=自信と誇り=
近年の日本は、道路整備等のインフラが整い地域の特色や文化が薄くなり標準化され
つつあります。そのような環境でも、元気がありその地域の特色を活かしたまちづくりに
成功している地区は全国各地にあります。
我々の住む美濃市でも、毎年様々なイベントが行われ多くの観光客が訪れるようになり
活気が出てきました。しかし、この地域に住む人の一部の人には、そのことに対して何
も感じない人が多く、私はとても寂しい思いがします。それは何故なのかと考えると、何
に対しても受け身で無関心、誰かが何かをしてくれるだろう・・という考え方があるのでは
ないでしょうか。
我々(社)美濃青年会議所は過去より美濃市の文化や観光資源に着目し、多くの観光
客が訪れる今日の美濃市の礎を築くのに大きく貢献しました。しかし、これからのまちづ
くりは、この地域に住むだれもが積極的にまちづくりに参加できる意識づくりを行い、地
域住民が主体となったまちづくりを行うことが必要だと考えます。美濃市には各地区・地
域によって異なった文化があり、住民は自分の住んでいる地区・地域に自信と誇りを持
つべきです。その自信と誇りを感じ、ここに住んでいて良かったと思えることは大変重要
ですし、それが郷土愛に繋がり、幸せな人生に繋がると考えます。
JCで学んだことを活かし、一人ひとりが地域の先頭に立って皆の意識を変えていこうで
はありませんか。そうすれば必ず『明るい豊かな社会の実現』にあなたは貢献できます。
=わすれかけている気持ち=
明治の初め、外国から訪れたある女性文学者は、日本国内を旅するうちに疲労がたまり、
一歩も歩けなくなりました。その時、たまたま近くにいた日本人の女性が女性文学者の足
を揉んでほぐしてあげたそうです。そのようなことを旅先のいたる所で経験し女性文学者
はいたく感動したそうです。また、足を揉みほぐしてくれた女性たちは、誰一人として報酬
を受け取らなかったそうです。
困った人がいたら声をかけ助けてあげる・・そのごく自然な行為を今の私たちは忘れてし
まっているように感じます。自己中心的な行動が目立ち、「人は人自分は自分」的な考え
で、刹那的な行動をする人たちが増えたのは残念でなりません。
JCメンバーの多くが会社の経営に携わり、多くの人たちと関りを持てる環境の中で生活
しています。皆が前に述べたような人格だったら会社はどうなってしまうのでしょうか。
お客様の気持ちを汲み取り、お客様の満足を得る。社員の考えていることを読み取り、
社員の働く気力を引き出す。今我々に必要なこととは、人の痛みや考えを理解できるよう
になるために、感性を磨くことではないでしょうか。このような殺伐とした世の中だからこ
そ、感性鋭く優しく思いやりのある人間になることが大切なのです。
一歩立ち止まって周りを見渡してください。あなたを必要とし、あなたが手を差し伸べ
てくれるのを待っている人がいたら手を差し出しましょう。何も恥ずかしがることはあり
ません、あなたは感性鋭く優しく思いやりのある人間ということなのですから。
=大人の責任=
最近のニュースを見ていると一昔前には想像もつかなかったような、残忍で耳を塞ぎた
くなるような事件ばかりです。そして驚くのが事件を起こす人たちの低年齢化です。事件
を論ずる人たちは、子どもたちの思春期の早期化に問題があると唱え、学校教育の方
法を変えなければいけないと言っています。しかし、真の原因は本当にそれなのでしょ
うか。我々が子どもの頃は、地域に一人は怖いおじさんがいて、我々のいたずらに眼を
光らせていました。大人になった今、我々は地域で遊ぶ子どもたちのいたずらを注意す
ることができますか?それよりまず、目の前にいる近所の子どもたちがどの家の子ども
なのか知っていますか?私は大人が子どもに対して無関心な事に大変な問題があると
感じています。
自分に置き換えても、自分の子どもの学年はわかっても何組か知らない、担任の先生の
名前すら知らない・・無関心なのです。
その昔、外で無邪気に遊んでいる子どもたちの姿を見て、日本は子どもたちの楽園だと
唱えた方がいたそうです。それは、子どもたちがこんなにも無邪気に外で遊んでいられる
のは、必ずどこかで大人たちが自分の事を見てくれているという安心感がそうさせている
のだとその方は感じたそうです。今の子どもたちは外で遊ばなくなったといわれて久しい
ですが、それは子どもに原因があるのではなく、大人に原因があるのです。
我々JCメンバーが子どもたちに関心を寄せ、子どもたちが無邪気に外で遊べる環境を
作りましょう。それが大人の責任だと思います。
=おわりに=
青年会議所は、人種、国籍、性別、職業、宗教の関係なく自由な個人の意志をもった人
たちの集まりです。私は入会して思ったことは、何も偏見も無く、自由で、発言した意見
に対して皆真剣に受け止めてくれる、こんな団体をとても快く感じました。時には、激し
い意見をぶつけ合う時もありますが、それは自分の住む地域のことを思ってのことです。
メンバーの皆さん、今自分が住んでいるこの地域と自分自身に誇りと自信を持ち、行動し
ましょう。ほんの少しの行動でいいのです。少しの行動が大きな環となって必ず成果が表
れます。失敗したって良いじゃないですか、失敗を恐れず行動しましょう。それが青年会
議所なのです。
=(社)日本青年会議所2000年代運動指針 あとがき より=
日本の未来がみえないというのであれば、次世代に責任を持つ私たち青年がともに創っ
ていきましょう。
今こそ、私たち青年が力を合わせて時代を切り拓いていくときです。
私たちは今、祖国復興への熱き思いを胸に青年会議所を創始した先達の「英知と勇気と
情熱」に想いを至し、時代の変革期を乗り越えて「明るい豊かな社会」を築くため、時代
の挑戦者としての社会起業家精神を持って、ふたたび強く着実に歩き始めようではありま
せんか。
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二度とない人生だから
志を高く持とう
愛する我がまちだから
夢をかたちに変えていこう
二つとない国だから
日本の未来をこの手でつくろう
かけがえのない地球だから
すべてのものとともに生きよう
時代をきりひらくのは
我々青年の使命である
基 本 方 針
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1.美濃に住む自信と誇りを持とう
2.感性を磨き、思いやりの心を持とう
3.子どもたちを見守り、大人の責任を果たそう |
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